YouTubeの収入は?副業で稼ぐなら権利収入にすべき3つの理由
最近では、「副業・兼業OK」という会社も増えていますし、政府も多様な働き方を推奨しています。
世の中の流れとして副業が広く認められるようになってきました。
「副業で小遣いを稼ぎたい!」、「副業から始めて将来は独立したい!」という人は、副業についてネットで検索したり、本を読んだりしていると思います。
そういった副業の選択肢の一つとして、ユーチューブ(YouTube)を使った副業をする人も増えてきました。
ユーチューバー(YouTuber)という人たちが大きな収益を得ている話がテレビや雑誌で話題になり、興味を持つ人も多いはずです。
今やネット動画に親しむ子供たちにとって、パティシエやサッカー選手と並び、ユーチューバー(YouTuber)は憧れの職業と言われています。
ユーチューバー(YouTuber)とは、動画投稿サイトで自作動画を公開して、広告収入で生活している人です。
日本で代表的なユーチューバー(YouTuber)の年収は数億円に及ぶとされ、いまやユーチューバー(YouTuber)専用の養成学校ができるほどの人気となっています。
CA Young Labによる調査結果によると、令和四年(2022年)の国内のユーチューバー(YouTuber)市場は579億円規模に達すると予想されています。
これほど注目されているユーチューバー(YouTuber)というのは、実際はどれくらい稼げるのでしょうか。
副業でも専業でもやっていくことが可能なのでしょうか。
具体的に普段どんな作業をしているのでしょうか。
どんなスキルが必要なのでしょうか。
これらの点を掘り下げていきたいと思います。
Contents
やりがいは、たくさんの人に見てもらえること!
ユーチューブ(YouTube)は、ユーザーがアップロードした動画を誰でも無料で閲覧できるサイトです。
2005年に米国で設立され、2006年にグーグル社に買収されました。世界で十億人以上のユーザーに利用され、一日当たりの動画の視聴回数は数十億回にものぼると言われます。
日本国内においても、ユーチューブ(YouTube)は最も利用者数が多い動画共有サービスで、毎日十万件以上の動画投稿があると言われています。
また、MMD研究所が15~69歳の男女10,000人を対象に実施した「2018年11月 動画配信サービスの利用と通信キャリア選択における調査」によると、スマートフォンを所有している男女の70.6%が動画を視聴していることが分かりました。
特に10代においては最も視聴率が高く、実に90.6%が動画を視聴しており、一日当たりの視聴時間は「一日一時間以上」が六割以上を占めています。
このような視聴習慣を持った若い世代が徐々に加齢していくにつれ、動画の利用はさらに拡大していくのではないでしょうか。
ユーチューバー(YouTuber)はYouTubeを利用することで、これら多くの動画視聴者に自分のアイデアや表現を動画にして発信することができます。
ユーチューバー(YouTuber)の生活スタイルを覗いてみる
ユーチューバーの生活スタイルは色々
ユーチューバー(YouTuber)を専業とする人の多くはフリーランスで活動をしています。
主な仕事は動画を撮影してユーチューブ(YouTube)にアップロードすることですが、ライフスタイルは人によって大きく異なります。
専業のユーチューバー(YouTuber)は、会社の従業員のような決まった勤務時間や休日がなく、作業に取りかかる時間を自分で自由に決めることができます。
また、作業する場所も自由です。
動画を撮影できる環境、PCやスマートフォンなどの端末、ネットの環境があれば、どんな場所にいても動画を投稿できます。
仕事として見るなら、とても自由度が高い仕事であると言えるでしょう。
一方で専業のユーチューバー(YouTuber)は会社によって勤怠管理されていない分、自分でスケジュールを立てて実行するという姿勢が必要です。
「今週は動画を5本投稿する!」というような、目標を立てて、撮影や編集作業を進める人もいるでしょう。
詳細なスケジュールはともかく、ユーチューバー(YouTuber)として生活し続けていくうちに、だいたい何時頃にどのような作業をするかは人によって決まってくる傾向があるようです。
ある専業ユーチューバー(YouTuber)の一日の過ごし方
10:00 起床
集中力が高まってくる夜に作業をすることが多いので、朝はゆっくりと目を覚まします。
10:30 朝食
朝食を食べながら、ネットとアプリで最新のニュースとトレンドをチェック。
重要なネタはすぐに記録します。
11:00 動画撮影
自宅に設置された簡易な動画撮影スペースでデジタルカメラを使用して新しい動画を撮影します。
14:00 昼食
気分転換がてら近所の店まで食べに出かけます。
16:00 買い出し
次の動画撮影に利用する小物の買い出しに行きます。
19:00 夕食
夕方には自宅で食事をしたり、知人と外食して情報交換をすることもあります。
21:00 動画編集
撮影した動画に取り掛かります。テロップやBGMなど細かい部分までこだわると時間はあっという間に過ぎていきます。
24:00 小休息
アプリをチェックしたり、ゲームをして気分転換をします。
25:00 動画編集
気分が乗ってきたところで、再び動画編集に取り掛かります。
27:00 就寝
集中力が止まると仕事は終わります。
ゆっくり休みます。
ユーチューバー(YouTuber)というとお気に入りのビデオを撮影して投影するだけの簡単な仕事だと思うかもしれません。
実際、ただ動画を投稿するだけであれば、スマートフォンでも即時にアップロードすることができます。
しかし、毎日世界中で数えきれないほどの動画が投稿されては消えていく中で、多くの人に見てもらえる動画を作るには、視聴者にとって「見やすく」「面白い」動画を作る工夫が必要です。
例えば、映像の途中でテロップや効果音を入れたり、余計な部分はカットしたりといった編集作業は、人気動画では当たり前に行われていますが、こうした編集作業は、思った以上に時間が掛かります。
撮影素材も自分で作る場合は、画像作成やテキスト入力、またそれをアニメーションにするといった作業も必要になります。
ほんの五分程度の動画を作ろうと思っても、あれこれ考えていると一日があっという間に過ぎることもあるようです。
目指す完成度に応じて作業に要する時間は大きく変動します。
ユーチューブ(YouTube)の収入の仕組み
ユーチューバー(YouTuber)はどうやって収入を得るのか?
ユーチューバー(YouTuber)は、会社で働く人のように「雇われて給料を得る」わけではありません。
一般に、ユーチューバー(YouTuber)は、ユーチューブ(YouTube)の「パートナープログラム」に参加し、ユーチューブ(YouTube)に広告付きの動画を投稿し、視聴回数に基づいて報酬を獲得しています。
このプログラムに参加すると、自分の動画にグーグルが提供しているオンライン広告である「「グーグルアドセンス広告」を入れることができるようになります。
ユーチューブ(YouTube)におけるグーグルアドセンス広告の単価は、動画の内容や質、時期、全体の再生回数によって多少の変動はありますが、一回の再生当たり約0.1円と言われています。
単純計算して、一万回の再生で千円、十万回の再生で一万円となり、動画の再生回数が増えるにつれて収益も増えるわけです。
したがって、ユーチューバー(YouTuber)の月収は限りなく0円に近い人から、数万円、数百万円あるいはそれ以上という人まで様々です。
ユーチューバー(YouTuber)はオリジナルの動画を次々に撮影・編集し、多くの視聴者を集めることによって収益を上げなければなりません。
しかし、世界中で日々更新される動画の再生回数は平均して数百程度といわれており、爆発的な人気を集める動画はほんのわずかです。
収益で幾らか成功を目指すユーチューバー(YouTuber)は、視聴者にウケのいいコンテンツを考え、その上で撮影方法や編集にもこだわり、地道にアップロードを続けることで、少しずつ知名度を上げていくことになります。
ユーチューブ(YouTube)広告にはどんな種類があるのか?
ユーチューブ(YouTube)広告にはいくつかの種類があります。おもな広告は以下の通りです。
TrueViewインストリーム広告
ユーザーが見ようとしている動画の前、再生途中、視聴後に配信できる動画広告
TrueViewディスカバリー広告
ユーチューブ(YouTube)の検索枠で検索した結果画面や、動画視聴中に右横の関連動画欄に表示される
バナー広告
動画の上に表示されるもの。ディスカバリー広告よりも画面占有率が高い
オーバーレイ広告
動画の再生画面の下部に表示されるもの
このうち、TrueViewインストリーム広告は、五秒でスキップが可能で30秒以内の視聴では広告費が発生しません。
これを逆手にとり、広告に興味のないユーザーは五秒経ったらすぐにスキップし、広告に興味を持ったユーザーが30秒以上の視聴をする可能性が高いことから、五~三十秒広告を視聴している間にユーザーの精査も期待できます。
また、ディスカバリー広告は、視聴者がその広告をクリックすることで広告収入が発生する仕組みです。
バナー広告は外部のリンクに飛ばすことができるため、直接ランディングページへの誘導が可能です。
こうした広告の仕組みは日々進歩しており、今後も新しいユーチューブ(YouTube)広告が出てくることでしょう。
企業タイアップ広告で収入を得る人も
上記のほか、「企業タイアップ広告」によって収入を得ているユーチューバー(YouTuber)もいます。
企業タイアップ広告というのは、メーカーなどの企業とユーチューバー(YouTuber)が手を組んで、企業コマーシャルや商品紹介の動画をユーチューバー(YouTuber)が制作し流す広告です。
消費者が商品を買う際に、ブログやTwitterなどの情報を参考にすることはよくあります。
現在は、SNSでの口コミだけではなく、動画で実際に商品の使い勝手などを見たい人も増えています。
ユーチューバー(YouTuber)とのタイアップで商品やサービスの認知度が格段に上昇した例もあります。
ユーチューバー(YouTuber)は、単に商品をそのまま紹介するのではなく、オリジナリティを凝らし、より多くの人に見てもらえる面白い動画を作ります。
わかりやすく言えば、YouTube広告では、自分の作った動画に対して広告を入れていきますが、企業タイアップ広告の場合は動画自体が広告になるというイメージです。
こうしたことから、企業タイアップ広告は誰でもできるわけではなく、ある程度の知名度があり、人気が高いユーチューバー(YouTuber)に対して企業から声がかかるケースが多くなっています。
企業タイアップ広告を手掛けるようになれば、企業から報酬をもらうことができ、一般的な広告よりも一度にたくさんの収入を得ることも可能になってきます。
ビジネスとしてのユーチューブ(YouTube)
ユーチューバー(YouTuber)の増加とビジネスへの広がり
ユーチューブ(YouTube)上の広告から一定の割合を収入として得ることができる「YouTubeパートナープログラム」が一般向けに公開された2011年4月以降、ユーチューバー(YouTuber)の数は右肩上がりになっていると言われています。
そうした背景に伴って、動画投稿は「趣味の一つ」としてだけでなく、それによってしっかりと収入が得られる職業の一つとしても成り立つようになってきています。
さらに、最近では知名度がアップして人気を集めるユーチューバー(YouTuber)に対し、メーカーなどの企業がタイアップし、自社商品の宣伝広告制作を依頼する例も急増しています。
ビジネス戦略のひとつとして、オンライン(インターネット)上での動画による広告配信を行う企業は、さらに増えていくと見られています。
欧米諸国などでは日本以上にコンテンツビジネス市場が活発化していますが、日本でもコンテンツビジネスは今後も伸びていくことが予測されている分野です。
今後はユーチューバー(YouTuber)がビジネスの場にますます台頭していくことも考えられます。
また、かつてユーチューブ(YouTube)一本だったクリエイターの活躍の場は、InstagramやFacebookなどへと広がる傾向も見せています。
この先も、ユーチューバー(YouTuber)の活躍の手段は、SNSを中心に拡大し続けていくことでしょう。
成功できる人とできない人の二極化が進む
ユーチューバー(YouTuber)を取り巻く環境が激しく変わっている中、ユーチューバー(YouTuber)として「成功できる人」と「成功できない人」の二極化が進んでいるとも言われています。
既にユーチューバー(YouTuber)として年収何千万、何億といった大きな収入を得られるのは、ほんの限られた人だけとなっていますが、これからユーチューバー(YouTuber)を目指す人が増え続けていっても、成功者が一気に増えるとは考えにくいです。
というのも、投稿される動画の数が増えれば増えるほど、その中に埋もれてあっという間に淘汰される動画も増え、結局は一部の人気ユーチューバー(YouTuber)に支持が集中していくと考えられているためです。
今後も市場自体は活況になっていくことは確実ですが、そこで成功し、生き残っていくための道のりはきわめて厳しいことは事実です。
少なくとも、「楽そうだから」、「簡単に稼げそうだから」といった安易な考え方でユーチューバー(YouTuber)を目指すのはやめておいたほうがよさそうです。
今、日本でも、男女や年代を問わず、オリジナリティあふれるコンテンツを発信し続けてユーチューバー(YouTuber)として活動する人が年々増えています。
中には大きな知名度と人気を誇るユーチューバー(YouTuber)も多数誕生しています。
以下に、日本の有名なユーチューバー(YouTuber)のうちの何名かを紹介します。
◇Hikakin(ヒカキン)
チャンネル登録者数合計 : 1,538万人
動画再生回数合計 : 117億1,480万回
(2020年1月20日時点)
人物紹介
1989年4月21日生まれ。
新潟県妙高市出身。
「ヒューマンビートボックス」で人気を集めた、日本トップのユーチューバー(YouTuber)。
年収は一を超えていると言われます。
今では絶大な人気を誇るHikakinですが、もともとスーパーの店員で生計を立てるかたわら動画を投稿していました。
その中、YouTubeチャンネル「HIKAKIN」に投稿していたヒューマンビートボックス動画が世界的な注目を集めたことにより人気に火がつきました。
その後、商品レビューを中心とした「HikakinTV」チャンネルを開設し日本国内の低年齢層の視聴者を獲得していきます。
現在は商品レビューやゲーム実況など合計四つの人気チャンネルを持っており、動画の総アクセス数は23億回を突破。
流行に合わせ柔軟に様々なジャンルの動画にチャレンジしています。
2014年にはユーチューブ(YouTube)のTVCMに起用されるなど、最近はTV・映画出演などマルチな活躍を見せており、名実ともに日本を代表するユーチューバー(YouTuber)の一人です。
◇はじめしゃちょー
チャンネル登録者数合計 : 1,080万人
動画再生回数合計 : 77億9,138万回
(2020年1月20日時点)
人物紹介
1993年2月14日生まれ。富山県高岡市出身。
オールジャンルの「やってみた系」動画が人気を集めるユーチューバー(YouTuber)。
「やりたいと思ったことを自由にアップしている」と自ら語っているとおり、体を張ったネタや、誰もしないような斬新で手の込んだ動画で大学在学中に知名度を急速に上げ、とくに若年層や女性から圧倒的な支持を集めています。
2015年にはYouTubeのTVCMに起用され、普段YouTubeを見ない人の間でも知名度を拡大しています。
◇AAAjoken(トリプルエージョーケン)
チャンネル登録者数合計 : 709万人
動画再生回数合計 : 47億4,480万回
(2020年1月20日時点)
人物紹介
1985年生まれ。
元々トラックのドライバーでしたが、現在はYouTubeで活動を続けながら福祉施設で働いています。
子供向けおもちゃの動画で人気のユーチューバー(YouTuber)です。
彼が作るおもちゃ動画は、声無し・顔出し無しで出演し、動画の撮影スタイルもストップモーションと呼ばれる特殊な方法を用いることで知られています。
最近ではマスク姿での出演やTwitterで自撮りをアップすることが多いようです。
◇木下ゆうか(きのしたゆうか)
チャンネル登録者数合計 : 542万人
動画再生回数合計 : 19億4,604万回
(2020年1月20日時点)
人物紹介
1985年2月4日生まれ。
福岡県北九州市出身。
大食い番組で知名度を上げ、大食いタレントとして活動を始めるも、芸能事務所を辞めて現在はuuum株式会社に所属。
日本国内の単独の女性ユーチューブ(YouTube)クリエイターでチャンネル登録者が最も多い人物です。
得意な大食いの動画をメインに投稿し、可愛らしいルックスもあって女性から大きな支持を集めるユーチューバー(YouTuber)。
ユーチューバー(YouTuber)の稼ぎの実態
多くの収入を得ているのは限られた人だけ
日本人として最も有名なユーチューバー(YouTuber)の一人であるHIKAKIN(ヒカキン)氏の年収は、簡単に見積もっても一億円を超えていると言われています。
HIKAKIN氏以外にも、トップクラスのユーチューバー(YouTuber)になれば、一般的な会社員よりもずっと多くの収入を得ることが可能です。
とはいえ、それほど稼げるのはユーチューバー(YouTuber)の中でもほんの一握りの人だけであり、YouTubeに動画投稿をしている人のほとんどは、普通に生活できるだけの収入を得ることすら困難であるとされています。
たとえ試行錯誤を繰り返してオリジナルの動画を投稿したとしても、本当に稼げている人はほんの一握りです。
ユーチューブ(YouTube)の広告収入は、動画の内容や質、時期、全体の再生回数によって多少の変動はありますが、一回の再生当たり0.1円程度とされており、単純計算で月に百万回再生されても十万円しか得ることができません。
百万回再生されるということも決して低いハードルではありませんから、短時間でお小遣いを得ることだけを考えるなら、アルバイトをした方がよほど効率的に稼げることは確実です。
近年、メディアで大成功しているユーチューバー(YouTuber)が取り上げられる機会が増えていますが、そのような活躍をしている人は本当に限られています。
どれくらいの期間で収益が出始めるのか?
実は、ユーチューブ(YouTube)の仕様上、投稿初日から収益が発生するわけではない仕組みになっています。
これは2017年4月に変更された「YouTubeパートナープログラム」の審査基準によるものです。
変更前は投稿初日から収益が発生していましたが、悪意のある動画や不適切な動画の収益化を防ぐ目的で審査基準が変更されました。
これにより、チャンネル登録者数千人以上で、かつ、過去十二か月間の総再生時間が四千時間以上のチャンネルになってから初めて広告が表示されるようになっています。
「YouTube パートナー プログラムの概要、申し込みチェックリスト、よくある質問」より抜粋(https://support.google.com/youtube/answer/72851?hl=ja)
肝心なのはこの収益化の条件をいつ超えられるのかということですが、これは取り組むジャンルや一日の動画投稿本数によりますが、動画投稿開始一か月目でこの基準をクリアするのは相当に難しいと言えます。
有名人など既に知名度がある人の場合やSNSのフォロワーが多い場合は可能かもしれませんが、そうした要素を何も持たない初心者にとってはなかなか厳しい条件です。
審査基準は鬼門で、それ以上のリスクも?
「YouTubeパートナープログラム」の審査基準は、初心者にとって厳しい条件でもあるんですが、それ以上に、リスクとして見逃せないこととして、この基準が今後も変更される可能性があるということが挙げられます。
おそらく、今後も、基準は厳しくなっていくことでしょう。
なぜならば、運営母体であるユーチューブ(YouTube)が、利用者の投稿する動画の品質を上げることにより動画配信サービスとしてブランドの価値を高めることを追求しているからです。
収益化を望む動画に求められる品質は高くなり、初心者にとって収益化までにかかる期間は長くなる一方でしょう。
また、これまでユーチューバー(YouTuber)として収入を得ていた人も、決して安心してはいられません。
一例ですが、2017年4月に、差別的な動画が問題になり、ユーチューブ(YouTube)に広告を出していた会社が広告を下げたことで、一回の再生当たりの収入が十分の一になったケースもあります。
当然ながら、広告主がつかないと収入は入りません。
広告収入は好不況にも左右されるのです。
月収が三十万円の専業ユーチューバー(YouTuber)が、ある日を境に月収三万円になったりしては、通常は生活が成り立たなくなります。
また、突然予告もなしにアカウントを停止されることも珍しくありません。
ある人気ユーチューバー(YouTuber)のアカウントが、規約違反はひとつもないのに突然停止されたケースもあります。
ユーチューバー(YouTuber)には、常にこうした不安定な道を歩いているという自覚も必要です。
副業として注目されるユーチューブ(YouTube)
ユーチューバー(YouTuber)は、それを専業としている人がいる一方で、本業で他の仕事をしながら趣味や副業としてYouTubeに動画を投稿していく、いわゆる「二足のわらじ」生活で活動している人が多いことも特徴のひとつです。
ユーチューバー(YouTuber)としての活動は、動画を撮影・編集し、アップロードする環境さえ整えば場所や時間を問わず作業できるため、副業としても取り組みやすいと言えるでしょう。
ユーチューバー(YouTuber)という言葉が世の中に広まり、メディアにおいても広く取り上げられる昨今、副業ユーチューバー(YouTuber)はますます増加の傾向にあります。
実は、副業のユーチューバー(YouTuber)が多い背景には、何よりそれを専業にして生活していくのがとても大変だという実情も隠れています。
たとえユーチューバー(YouTuber)を専業にして生きていきたいと思っても、それだけの収入が望めず、仕方なく他の仕事をしながらユーチューバー(YouTuber)としての活動もしているという人は決して少なくありません。
ユーチューバー(YouTuber)の平均月収を調査した結果によると、人数構成の中で一番多い層は月収一万~五万円とわかっています。
(出典:ユーチューブNEXTによるアンケート調査:有効回答数:817名)
再生数に収益が影響される動画の投稿で安定した稼ぎを得ることは、ほとんどの人にとって難しいため、他の仕事によって安定した収入を確保しておくことは、ユーチューバー(YouTuber)としてのやむを得ない選択肢になってきます。
アンケート調査によれば、ユーチューバー(YouTuber)の85.8%が副業として活動しており、そのうち32.0%は会社員であることがわかっています。
(出典:ユーチューブNEXTによるアンケート調査:有効回答数:817名)
副業ユーチューバー(YouTuber)の苦労って?
副業ユーチューバー(YouTuber)になると、専業で行う以上に生活が忙しくなることも覚悟しておく必要があります。
意欲さえあれば、日中は会社で仕事をし、深夜や休日の時間を使って動画撮影や編集を行うことは十分に可能ですが、睡眠時間や自由に過ごす時間はどうしても削られてくる人は実際に多いです。
アンケート調査によると、副業ユーチューバー(YouTuber)が動画配信の業務に使う一日の平均時間は一~三時間が最も多いことがわかっています。
(出典:ユーチューブNEXTによるアンケート調査:有効回答数:817名)
もちろん、動画投稿はノルマがあるわけではありませんからマイペースにやることは可能ですが、「少しでも再生数を増やしたい」、「知名度を上げたい」というのであれば、どうしてもある程度コンスタントに動画を投稿していく必要があります。
また、コンテンツの新しいネタやアイデアを考える時間も作業とは別に必要になってきます。
したがって、副業でユーチューバー(YouTuber)を真剣にやろうとすると、かなりの根気を求められ、無理をして忙しい日々を送ることにもなりがちです。
ある副業ユーチューバー(YouTuber)の一日
05 : 00 起床
早朝から動画編集の時間を確保するため、早めに起きます。
05:30 動画編集
仕事や飲み会で体を酷使した翌日は、動画編集ができないこともあります。
動画は週三~五回のペースで投稿します。
毎日投稿できないことがストレスですが、週休一日の仕事のため、どうしても時間を捻出することができません。
07:00 寝ている子供を起こす
幼稚園に通う子供を起こします。
07:50 朝食と身支度
慌ただしく朝食を口に掻き込み、身支度を終えます。
08:00 登園送迎と出社
子供の登園を送迎した後、出社します。
18:00 退社
勤務中はSNSをチェックする余裕もありません。
18:10 子供の送迎
遅れないように急ぎ足で退社し、幼稚園に子供を迎えにいきます。
19:00 夕食
自宅で食事をしっかり摂ります。
20:00 動画撮影
体はヘトヘトですが、撮影は楽しいです。
夜間のため、自宅内での撮影が多いです。
21:00 子供のお風呂入れと寝かしつけ
自分も子供と一緒に寝てしまうこともしばしばあります。
22:00 情報取集と動画修正
視聴数急上昇の動画チェック、タイトル・概要・タグの修正、
サムネイルの差し替え、ネットやアプリを利用してネタ集めをしています。
23:00 動画の編集準備
アクセスや登録者が増えることを祈りつつ、次の日の編集動画の割り振りをします。
23:30 就寝
翌朝の早朝作業に備えて早めに就寝します。
トップクリエイターになった夢をよく見ます。
ユーチューバー(YouTuber)になるためには?
特別な資格は必要なし
ユーチューバー(YouTuber)になるのに、必要な資格や学歴はありません。
パソコンやカメラを使って動画を撮影し、ユーチューブ(YouTube)に動画をアップロードすることさえできれば、誰でもユーチューバー(YouTuber)になることは可能です。
また、収益を上げるためには基本的に「YouTubeパートナープログラム」に参加する必要がありますが、日本国内に住んでおり、動画削除などのペナルティを受けていなければ、その申請は簡単に行えます。
どんな機材が必要?
まったく経験のない人は、ひょっとしたら、ユーチューバー(YouTuber)として動画撮影をするとなると、「プロ向けの高級なデジタルカメラやハンディカムが必要なのではないか?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、実際にはスマートフォンがあれば十分な撮影ができます。
特に最近のスマートフォンはカメラの画質が向上しているためキレイな映像が撮れますし、実際、多くのユーチューバー(YouTuber)もスマートフォンを使って撮影を行っています。
ただし、いくら画質がよくても手ぶれがあると一気に見づらいものになってしまうため、それくらいは気をつける必要があります。
スマートフォン用の三脚を使用して、スマートフォンをしっかりと固定するとよいでしょう。
移動しながら動画を撮影したい場合に使える三脚もあります。
また、スマートフォンのイヤホンジャックにそのまま差し込んで使える専用マイクを使うと、より音声をクリアに拾うことができます。
さらに、屋外で撮影する際の風切音対策のための風防アクセサリも販売されています。
編集作業の際に音声だけ別で入れる場合には必要ありませんが、こうしたアクセサリを用意しておくと、何かと役立つでしょう。
動画編集ソフトに関しては有料のものと無料のものがありますが、無料のものでもカット編集やBGM挿入、テロップ入れなどはできますし、有料で十分な機能を備えたものが1万円程度から購入できます。
編集作業は数をこなすことで上達する面も大きいため、まずは無料のものから慣れていくのもよいでしょう。
身につけておくべきスキルは?
こうしてみると、ユーチューバー(YouTuber)として活動するために、そこまで特別な機材やITの知識は必要ないことがわかります。
どのような表現でも娯楽的なコンテンツになる可能性を秘めており、そういう意味では、セオリーに縛られない分野である、とも言えます。
定番と言える表現分野もあったり、表現技巧の難度そのものを披露する趣旨のものもあったりしますが、いずれにせよ、投稿の技術そのものに高い知識を求められるケースは存在しません。
最低限、スマートフォンやパソコンを使いこなすことができれば、誰でもユーチューバー(YouTuber)になること自体は可能だということです。
一方で、広告やマーケティングの分野のセンスは応用が利きます。
人気の高いユーチューバーの動画は、視聴者層の性格や特徴も明確に意識して作っている場合が多く、また、BGMの入れ方、テロップのタイミングや大きさ、声のトーンなど、驚くほど細かいところにまで気を配っています。
世間が評価している動画をたくさん見て、「何となく面白い」ではなく、「どこがどうなっているから見やすいのか?面白いのか?」と作り手の目線になって研究してみると、次第に自分の作品の質も向上していきます。
そうしたターゲットを意識した動画、快適性の高い動画を作るためのセンスと勘を磨いていくことは、絶対にマイナスにはなりません。
したがって、動画編集の操作なども、はじめから取扱説明書の隅々まで勉強に熱を入れるよりは、色々と作ってみながら、同時に、他の作品も見て感心しながら、気に入った工夫をひとつひとつ自分の動画にも加えていく、というやり方が実践的です。
ユーチューバー(YouTuber)に向いている人って?
さて、ユーチューバー(YouTuber)に興味があるけれど、はたして自分に向いているのかどうか、誰もが気になるところです。
いったいどんな人がユーチューバー(YouTuber)に向いているのでしょう?
表現することが好きな人
ユーチューバー(YouTuber)は、オリジナルの動画を撮影し、「投稿」という形で世の中に発表します。
自分自身の「これだ!」と思うものを形にしていく作業はとても楽しく、視聴者からの反応もやりがいにつながります。
しかし、長年ユーチューバー(YouTuber)としての生活を続けていると、どうしてもネタが尽きてしまい、最初は楽しかったネタを考えることすら苦痛になってしまうことがあります。
そうしたとき、やはり表現することが好きでないと、この世界から逃げ出したくなってしまうかもしれません。
表現する仕事にはさまざまなものがあります。
アイデアや思いを動画にして世界中の人々に伝えていく。
そのことに自然とワクワクできる人がユーチューバー(YouTuber)には向いていると言えるでしょう。
人を大切に考えられる人
ユーチューバー(YouTuber)は、決して人と会話をしたりコミュニケーションをとったりすることが得意でなくても大丈夫です。
ただし、画面のその先には必ず「視聴者がいる」ことを忘れてはなりません。
視聴者の立場に立ってコンテンツを考えることは、ファンを増やす上でも必須の心がけです。
動画を撮影・編集していると、どうしても自身の主観で「これは良い作品になった!」と思ってしまいがちですが、冷静に、客観的に見直すことで、あまり面白くなかったり、わかりにくかったりする部分も見えてくるものです。
本当に人気の高いユーチューバー(YouTuber)程、声のトーンや間の取り方、言葉遣いなど、じつは細かいところにまでものすごく気を配って動画を完成させています。
自分の都合で物事を考えず、いつでも「人に喜んでもらえるか」ということを想像できるような人が、ユーチューバー(YouTuber)としての適性もあると言えます。
面白いことが大好きな人
ユーチューバー(YouTuber)は、世の中の流行やトレンドに敏感である人のほうが向いています。
YouTubeでは膨大な数の動画が毎日更新されますが、その海の中を泳ぐ視聴者の興味や関心は次々と移り変わっていきます。
そんな中であなたの動画に惹かれるものがあれば、彼らは興味を持ち、立ち止まり、やがてたまに訪れるようになり、さらに強い共感を持ったなら、やがて彼らは常連客へとなっていきます。
そうした彼らの関心をずっと惹きつけて離さないことは容易ではありません。
彼らの期待するものを提供する中に、常に「新しい面白さ」を加えていく工夫が必要になります。
「マンネリ」はファンが離れてしまう大きな要因にもなるため、常に独自の「旬のネタ」を模索し、面白さを追求し続けることがユーチューバー(YouTuber)には求められます。
自分自身が面白いこと、新しいもの好きであり、もっと面白いものを見つけようという気持ちが持てることが、ユーチューバー(YouTuber)の大切な適性のひとつであると言えます。
ユーチューブ(YouTube)を稼ぐ手段にすべき?
ユーチューバー(YouTuber)の仕事は、何といっても自身の「趣味・好きなこと」とつながっている部分が大きいです。
「こんなネタを発信したい」という自身の思いがベースにあり、それを動画にして表現していくため、自然と好きなことをやっている気持ちが楽しさとなって人に伝わりやすい、そんな仕事だと言えます。
もちろん、多くの人に見てもらえる動画を作るのは簡単ではありませんし、生活できるだけの収入を得ることが目的であれば相当高いハードルを越えなくてはなりませんが、実際のところ、嫌々ユーチューバー(YouTuber)をやっている人は少ないようです。
お金を稼ぐことそのものが第一の目的で始める、という人よりも、たくさんの人に見てもらいたい、知ってほしい、そんなやむにやまれぬ欲求を表現しているうちにたまたまそれらが視聴者にウケて思わぬ収入に繋がった、という人の方が多いはずです。
視聴者の反応に張り合いを感じて、もっと楽しく見てもらいたい、もっと快適に見てもらいたい、という気持ちから自然と表現に対する学習意欲も湧いてどんどんスキルも上達していく、そんな好循環が生まれれば、まさに天性のサービス精神を持つ人にとっては何より身近にあるものを使って手軽に報われる理想的なビジネスになり得ます。
副業として検討する場合は、自分自身の適性以外に、時間のやりくりのことなど、ライフスタイルとして成立するかどうかも考慮したうえで判断するといいと思います。
現実的に考えるなら、副業目的で始める、というよりは、余暇に使うこだわりの時間をせっかくだからコンテンツにして発表してみる、それくらいの気軽な気持ちで取り掛かるのが多くの人にとって親しみやすいユーチューブ(YouTube)投稿との関わり方である、と言えます。
権利収入(不労所得)ビジネスの3つのメリット
さて、副業の手段としてユーチューブ(YouTube)に興味を持つような人は、きっとコツコツとやっていくことが嫌いじゃない、というタイプだと思います。
そんな人が、アルバイトやパートでなく、ユーチューブ(YouTube)のようなネットビジネスを探していることには理由があるはず。
ひょっとしたら、この中に当てはまるものがあるのではないでしょうか?
一日のうちの決まった時間、まとまった時間を使えるわけではないので、隙間時間を有効活用したい。
自宅にいる時間を有効活用したい。
お金そのものよりも人生を楽しく過ごすことを最優先したい。
得意なスキルを生かして稼いでみたい。
あまり人間関係に煩わされることなく、稼いでみたい。
もし、この中のひとつでも当てはまっているなら、実は、ここでお勧めしたいのは権利収入(不労所得)の道なんです。
最近は、ネットショップやアフィリエイトなどに代表されるネットビジネスが多様化して、この権利収入(不労所得)を得る手段であるネットワークビジネス(MLM)もオンライン(インターネット)が大活躍するようになっています。
さて、権利収入(不労所得)とは何でしょう?
あなたが働くからお金が入る = 労働収入
あなたの代わりに資産が働くからお金が入る = 権利収入
権利収入(不労所得)というのは、資産を構築していく道です。
その最大のメリットは、何と言っても、
お金を得るために働き続けなくてもよくなる、
というところにあります。
ブログの記事やユーチューブ(YouTube)の動画のようなあなたの作ったものは、本来なら、広告で集客が得られた分だけ一過性のお金が入る、というような稼ぎ方のために使われるはずです。
ところが、権利収入(不労所得)を目指すビジネスでは、それらは単に
集客⇒お金
のために使うのでなく、
集客⇒資産
となってあなたの代わりに稼ぎ続ける存在として長く活躍してくれるよう、そういう使い方をしていくということです。
また、権利収入(不労所得)を得るネットワークビジネス(MLM)の有効な手段としてはひと昔前なら口コミの勧誘や訪問販売のようなやり方しかありませんでしたが、今は違います。
今は、オンライン(インターネット)上で権利収入(不労所得)に興味がある人が自ら寄ってくるリクルート法に変わってきているのです。
オンライン(インターネット)を使ったネットワークビジネス(MLM)には、先にあげた権利収入(不労所得)のメリットの他に、さらにふたつの利点があります。
人に声をかけたり人を追いかけたりしなくていい
口コミの勧誘や訪問販売ではなく興味がある人が自ら寄ってくるリクルート法であるため、お誘いのために営業活動をする必要がありません。
自宅でできる
口コミの勧誘や訪問販売ではないため、自宅にいながらスマートフォン片手に作業ができます。
もちろん、ブログ記事やユーチューブ(YouTube)の動画のようなツールに興味がある人ならなおよしで、それらも大活躍します。
オンライン(インターネット)集客ネットワークビジネス(MLM)は、やり方を間違いさえしなければ、リスク(危険)を負わずしてごく一般的な人が資産を手にすることのできる唯一にして最も効率のよいビジネスだと言えます。
どうせコツコツと作業をしてお金を稼ぐことを考えるなら、今からしっかりと手堅い権利収入(不労所得)の方を目指して長い将来に備えておくことをおすすめしておきたいと思います。