副業ならどっちがいい?ネットビジネスとネットワークビジネスの違い

 

ネットビジネスとMLM(ネットワークビジネス)の違いって何でしょう?

え?

同じものじゃないの?

そう思っている人もひょっとしたらいるかもしれません。

でも、全然違うものです。

かく言う筆者も、今、いったいどちらのビジネスの話をしているのだろうか、と話がこんがらがってくることが度々あります(笑)

ひとつは、名前が似すぎているから。

そして、もうひとつ理由があります。

それは、インターネット(オンライン)やSNSの急速的な普及によって、最近では、稼ぎ方の意図が一見どちらに重点を置いているものなのか見分けがつきにくいファジーなケースが増えてきているためです。

この記事では、まず、ネットビジネスとMLM(ネットワークビジネス)の違いについて整理した後、それぞれの特徴や歴史、インターネット(オンライン)やSNSの普及による影響、そして、最後に、どちらが稼ぎやすいのか、といったことまで見ていきたいと思います。

 

 

ネットビジネスって?

さて、ネットビジネスという言葉は、「インターネットビジネス」の略です。

何か特定のビジネスモデルを指す言葉ではありません。

インターネット(オンライン)を利用したビジネス全般のことを言います。

だから割と中身は何でもありです。

アフィリエイトもネットビジネス。

ネットショップもネットビジネス。

ユーチューバー(YouTuber)だって、メルカリだって、ミンネだって、みんなみんなネットビジネスです。

「ネットビジネス始めました!」なんてことを言う人がいたとしても、いったいその人が何をやっている人なのか、はそれだけではさっぱりつかめません。

その人は、夜な夜なブログを更新している人かもしれません。

または、楽天市場で商品を売っている人かもしれません。

もしくは、動画を作成している人なのか、

不用品をメルカリで販売している人なのか、

ハンドメイド作品を販売している人なのか、

色々と想像できるのです。

インターネット(オンライン)がビジネスと結びつくようになって二十年以上が経ちました。

二十年前は「ネットビジネス始めました」というと、なんだか新しいことにチャレンジしている人という印象があったものです

ところが、今では、インターネット(オンライン)を活用しないビジネスなんてないのではないか、とさえ思えるほどになってしまっています。

ネットビジネスという言葉自体が、もう、役目を終えつつあるのかもしれません。

 

MLM(ネットワークビジネス)って?

さて、MLM(ネットワークビジネス)とは何でしょう?

インターネット(オンライン)の登場以来、ネットという言葉を聞くと、インターネット(オンライン)・パソコン・ITなどのことを思い浮かべる人が多くなってしまいましたが、MLM(ネットワークビジネス)というのは、インターネット(オンライン)とは何の関係もない言葉です。

MLM(ネットワークビジネス)は、ネットビジネスよりずっと古くからあり、生まれたのは1940年頃のことだと言われています。

この当時は、インターネット(オンライン)なんてもちろんありません。

強いて言えば、モールス信号の時代です(笑)

 

余談ですが・・・、

インターネット(オンライン)の歴史をさかのぼると、1950年代に通信関連の技術の研究がスタート、1960年代に今のインターネット(オンライン)の概念が登場、1980年代にそれがしっかりと形になり、1990年代にようやく世間に普及した・・・、

というのがインターネット(オンライン)の大体の年表です。

 

さて、MLM(ネットワークビジネス)の話に戻ります。

MLM(ネットワークビジネス)のネットワークというのは、人と人とのつながりを表す意味でのネットワークです。

MLM(ネットワークビジネス)には、「MLM(MultiLevelMarketing)」、「マルチ商法」などの別の呼び方もあります。

いずれも俗称です。

法律上は、このMLM(ネットワークビジネス)と呼ばれる取引には、「連鎖販売取引」(特定商取引法第33条)という正式な名称が存在します。

 

MLM(ネットワークビジネス)を知らない人のために簡単に仕組みを説明しておきます。

MLM(ネットワークビジネス)は、通常、口コミで製品やサービスの流通を広げていくビジネスです。

いい製品を開発したけれどいざ販売する時に広告を出すだけの予算がない、など、そんな時にこの取引の手法は最大の威力を発揮します。

広告費をかけて宣伝する代わりに購入者を使って宣伝してもらうのです。

既に購入している人にその製品の素晴らしさを体感してもらい、その感動をまた別の人に伝えてもらう。

そうやって愛用者の輪を広げていく、というのがMLM(ネットワークビジネス)の本来の広がり方です。

紹介者には、紹介料(マージン)が支払われます。

製品さえ人々に受け入れられれば、そうやってどんどん愛用の輪が広がっていきます。

この取引のシステムを採用する有名な会社(企業)には、アムウェイ(Amway)やニュースキン(Nu Skin)などがあります。

MLM(ネットワークビジネス)の会社(企業)で取り扱っている製品は一般に決して安くはないのですが、口コミに頼っているだけのことはあり、概ね品質の高いものが多いのが特徴です。

 

それぞれの名前の意味の説明はこれくらいにしておきましょう。

さて、ネットビジネスやMLM(ネットワークビジネス)といった言葉にあまりいい印象を持っていない人も多いかと思います。

それは、いったいなぜでしょう?

その理由について、少し考えてみたいと思います。

 

ネットビジネスに多い情報商材の販売

先ほど説明したように、ネットビジネスはインターネット(オンライン)を利用するビジネス全般を指す言葉で、もともとは悪いイメージを抱える理由は何もありません。

では、なぜネットビジネスという言葉にあまりいい印象を持たない人が多いかというと、それは、この言葉から情報商材の販売のことを連想してしまいやすいからではないかと思います。

今でこそ、「ネットで稼いでいる」、と言うと、ユーチューバー(YouTuber)のヒカルやヒカキンのような人を想像する人も多いはずです。

ユーチューバー(YouTuber)が有名になる以前、ネットビジネスの花形といえば、情報商材で成功している人たちでした。

ちなみに、ユーチューバー(YouTuber)のヒカルは、もとはこの情報商材で成功した人です。

ユーチューバー(YouTuber)のように始めから顔を出して活躍する業界は別ですが、一般的にネットビジネスをやっている人のほとんどは、表舞台には出てきません。

せっせとパソコンの前で地味に活動している人が多いです。

これに対して、情報商材で成功する人は、顔を出し、かつ、本名で活動する人が結構います。

詳細は後で書きますが、情報商材は悪徳商品が発生しやすいため、販売するにあたっては信用が重要なカギを握ります。

成功する人はどんどん顔を出し、経歴を晒し、本名を晒し、信頼を得て成功していったわけです。

そうすると、どうしても情報商材系のビジネスをしている人が目立ちます。

もう、十年近く前になりますが、ネオヒルズ族と自称してテレビにちょくちょく出演していた与沢翼、「クビでも年収1億円」の著書で有名となった小玉歩などがこの手の情報商材ビジネスの代表選手でしょう。

先駆け的存在としては菅野一勢なんかも有名かもしれません。

この人の場合は情報商材界隈ではもはや伝説的な存在です。

さて、この情報商材というのは、一体どんなもので、どのように発展し、どんな印象を定着させてしまったのか、という話を少しだけしておきます。

まず、情報商材とはいったい何なのか、という話ですが、要するに自分の持っている情報に値段をつけて売る、というビジネスです。

受け取った代金に対して物品を渡す必要はなく、単純に情報を与えるだけなので、取引のすべてをインターネット(オンライン)上で完結することができます。

ネットビジネスとはとても相性がいいわけです。

情報商材の販売は、インターネット(オンライン)の普及に乗っかるようにして発展してきた商売ではありますが、実はインターネット(オンライン)よりも歴史が古いです。

1980代には既に競馬の予想などを扱った情報商材が存在していました。

こういうのは、インターネット(オンライン)を使う使わないによらず、怪しそうですけどね(笑)

現在も、儲けるノウハウを提供するタイプの商材はかなり多いですが、どれも怪しそうなものばかりです。

事実、怪しいのです。

商品の特性上、中身を見せることができません。

情報は、一度公開してしまえば、ネタとしての価値は消えるからです。

公開する前には戻せません。

このため、買い手は、商品の中身をよく知ることなく購入させられることになります。

購入にあたっては、販売者が普段からどんなことを言っているのか、信用できるのか、そういったことから検討して決めるしかありません。

当然、詐欺の温床になりやすいのです。

また、詐欺ではなかったとしても、中身が金額に見合わないという評価を受けることも多いです。

情報の中身に本当に価値があるかどうか、なんて人によってかなり判断が異なりますからね。

値段にしても、販売者側でふっかけようと思えば、幾らでもできてしまう世界なわけです。

と、ここまで読んでもらうと、「情報商材とかあり得ないな」と思われた人もいるかもしれません。

正直なところ、金額に見合わない商品は多いとは思います。

ただし、時にはしっかりと価値ある商品が存在していることも確かです。

 

ここで、ちょっと面白いケースを紹介しておこうかと思います。

上で紹介した菅野一勢のデビュー作と最初のヒット作の話です。

この人は本当に面白い経歴の持ち主で、情報商材に手を出す直前には私立探偵をされていたそうです。

百万円かけて探偵の養成学校に通い、しっかりと学んだ上でのガチの探偵です。

その経験を生かして作られた商品が「探偵開業マニュアル」だったそうです・・・が、これがまるで売れない。

価値ある中身の商品だったとは想像できます。

教えるやり方に沿ってしっかり順序立てて進めればしっかり開業できる内容だったはずなのです。

が、よく考えればわかることなんですが、探偵として開業しようとしている人って、いったいどれだけいるんでしょうか、って話です。

ちなみに、僕はそんな人には会ったことがありません。

つまり、こういうのは、どれだけ充実した内容で格安であっても、絶対に売れない商品なんです。

で、菅野一勢は探偵時代の経験をもとに考えます。

実際に多かった依頼は何だったのか?

実は、探偵の仕事のほとんどは、浮気調査なんです。

そこで、次に、浮気調査に内容を絞った商品を作ります。

商品名は、「素人でもカンタンにできる浮気調査マニュアル」です。

価格はおよそ三万円程度。

安くはありません。

ところが、これがなんとヒットしました。

夫の浮気が気になるけれど探偵に何十万円もの報酬を支払える余裕はない・・・、といった主婦のニーズにぴったりマッチしたわけです。

中身も本物の探偵が書いた本格的なもの、さらに菅野一勢のサポート付きという特典まであって、かなりお買い得だったようです。

さて、このように、情報商材のすべてが悪というわけではありません。

これは2003年頃の話なのですが、情報商材の印象が悪くなっていくのはその後の出来事が原因として大きいように思えます。

上で、菅野一勢のことを伝説的人物なんて書きましたが、何もこの人はこの浮気調査マニュアルで有名になったわけではありません。

この後がスゴいんです。

2006年になり、この人は今度は情報商材を売買するためのプラットフォームを作る側になります。

インフォトップというサイトです。

知らない人のために簡単に紹介しておくと、情報商材専門の売買サイトにアフィリエイトの仕組みまで取り込んだサイトでした。

もちろんクレジットカード決済なども利用できます。

「情報商材を買う」、「情報商材を売る」、「情報商材を紹介して稼ぐ」、この三つの要素がすべて揃ったサイトです。

情報商材界のアマゾン(Amazon)のようなものが誕生したわけです。

ここから、情報商材業界は活気づいていきます。

そして、2012年頃、このインフォトップでトップ2なのではないかというくらい稼いでいる人が登場します。

上で紹介した与沢翼と小玉歩です。

当時、この二人はともに稼ぐノウハウを提供するタイプの情報商材を扱っていました。

二人とも本を出版しています。

与沢翼は様々なテレビ番組に出演、小玉歩はクオリティーの高いユーチューブ(YouTube)の動画をたくさん公開しました。

二人とも情報商材を間違いなく有名にした人物です。

しかし、残念なことに、評判は落としたかもしれません。

稼ぐノウハウを買ったからといって、皆が皆、稼げるわけではありません。

小玉歩が著書の中で語っていたことを簡単に紹介します。

まず不用品をオークションで売る。

それで儲けた金で転売ビジネスを始める。

その転売ビジネスの成功方法を情報発信していく。

次に、転売ビジネスのノウハウを販売する。

彼はこれをゴールデンルールと呼んでいました(笑)

確かにある種の王道です。

似たような成功者は数多くいます。

アマゾン(Amazon)の輸出入で成功した人が輸出入のノウハウを売り、アフィリエイトで成功した人がアフィリエイトのノウハウを売り、ネットショップで成功した人がネットショップのノウハウを売り・・・。

しかし、実際にそのノウハウに従ってやってみると、皆、そんなに上手くいかない・・・。

騙された!

詐欺だ!

なんてことにもなるわけです。

と、ここまで評判を落とした情報商材をネットビジネスの代表のことのように書いてしまいましたが、実は、MLM(ネットワークビジネス)のコツや成功法などの情報商材を売っている実態はMLM(ネットワークビジネス)ではないややこしいものもあったりします。

たまに、「ネットビジネスは情報商材のビジネスだ!騙されるぞ!MLM(ネットワークビジネス)をしよう!」なんてことを言う陰で、「その成功のノウハウが本来なら十万円のところ、今なら一万円です!急ぎましょう!」なんてことを言う、実態はMLM(ネットワークビジネス)を騙った情報商材の販売が目的の商売、なんてこともあったりしますので、要注意です。

必ずしも、「ネットビジネス = 情報商材」というわけではない、ということです。

 

MLM(ネットワークビジネス)に多い強引な勧誘

次はMLM(ネットワークビジネス)のよく叩かれる点について書いてみます。

先で少し触れましたが、MLM(ネットワークビジネス)というのは「口コミが命!」って感じの取引です。

それだけに長く続いている会社(企業)の製品は品質のいいものが多いです。

なので、それなりに名前を聞いたことのある会社(企業)の製品を買っておけば、情報商材のように恐ろしくみじめなハズレをつかまされるケースは少ないはずです。

まあ、新興の会社(企業)の製品に手を出すと失敗するリスクは多少上がります。

流行らない会社(企業)だと、2~3年もしないうちに倒産してしまったりもします。

さて、MLM(ネットワークビジネス)が叩かれるのは、主に、勧誘のトラブルが多いことが原因だと思います。

MLM(ネットワークビジネス)の話になると、嫌悪感全開で拒否する人がいます。

筆者も、親戚にアムウェイ(Amway)をやっていた人がいたので、わからなくもないのですが。

大切な家族や友人をある日突然セールスマンに豹変させてしまうもの・・・それがMLM(ネットワークビジネス)!

そんな印象を持っている人も多いと思います。

そして、勧誘が結構強引な上にもともとの人間関係があるから断りづらかったりもするんですよね。

逆に言えば、なかなか勧誘が上手くいかないから強引にならざるを得ない、って部分もありそうです。

勧誘する側にとっても、される側にとっても、どちらも決して幸せにならない取引、というイメージが強いんですね。

宗教の勧誘と違いがわからない、なんて意見もたまに聞きます。

このように、勧誘される側のリテラシーは上がる一方で、今は昔ながらの勧誘方法はどんどん通用しなくなってきているようです。

以下に実際にあった話を書いておきます。

ドテラというエッセンシャルオイルを扱う有名なMLM(ネットワークビジネス)の会社(企業)の製品の話なのですが、ドテラをご存知の人も多いかと思います。

製品自体は、確かに高品質なもののようです。

会員になることで通常の価格よりずっと安い会員価格で良質なエッセンシャルオイルを購入することができる・・・、という言葉で勧誘され、価格の一例を教えてもらったことがありました。

で、勧誘を受けた後に、すぐにAmazonで調べてみたのです。

すると、その製品はほとんど会員価格と変わらない値段で売られていました。

インターネット(オンライン)の普及により、こうしたこともすぐにわかってしまうようになり、年々、MLM(ネットワークビジネス)の口コミの勧誘は難しくなる一方のような気がします。

 

SNSを使った勧誘に多いコピペ貼り

ネットビジネスやMLM(ネットワークビジネス)によらず、近年多いのが、SNSを使って口コミの勧誘の効率を上げよう、というやり方です。

例として、SNSを使ったダイレクトメッセージ(DM)のコピペ貼り戦術などがあります。

決まった勧誘の挨拶の文章をたくさんのSNSのフォロワーにダイレクトメッセージ(DM)で送りつけ、反応があった人を勧誘する、というやり方です。

手間暇をかけた口コミと比べると勧誘の成功率はさらに下がりますが、その分を配信の回数を増やして数でカバーしようというわけです。

SNS上には「コピペだけでできるビジネスを始めませんか?」なんてメッセージが出回っているのをご存じの人もいるか思いますが、まさにアレです。

調査によると、これは相当大量の数をこなしてもほとんど勧誘が上手くいくことはないんだそうです。

場合によっては、ビジネスの提案を送りつける前に雑談のやり取りなどで親近感を持たせるところから始めるパターンもあります。

少し頭を使ったやり方です。

また、単純な挨拶だけでなく、もっと深く会話を楽しみながら仲良くなって、少しずつビジネスの話題に誘っていく、というやり方もあります。

これを実践して成果を上げている人も稀にいるようですが、そういう人はそもそも言葉の端々から人の好みや心理を洞察する力に長けた口コミのセールスのセンスの高い人です。

人と人とのコミュニケーションを扱うノウハウは、どうしても、単純な会話の応答パターンに落とし込んでマニュアル化しても、成功法にはなりにくいようです。

どんなに指導やアドバイスをしても、やる人のもともとの素質やセンスが問われてしまいます。

 

興味がある人を惹きつける集客法

インターネット(オンライン)の普及によって今や活動の現場をSNSにまで広げてきているビジネスシーンですが、やり方の発想がプリミティヴなままだと、依然「何やら怪しいビジネスの勧誘」というネガティブな印象がどうしても拭えません。

何より、「怪しいビジネスの勧誘」だと手間の割に成約率がどうしても悪く、努力が報われにくい、と言えます。

そこで、今、こうしたやり方ではなく、マーケティング手法を上手に活用した集客戦略が注目されるようになってきています。

この集客戦略は、ネットビジネスのアフィリエイトの手法に近いやり方ですが、MLM(ネットワークビジネス)でも応用されるようになってきています。

特に、MLM(ネットワークビジネス)では、従来型の口コミと発想が真逆であることが際立つやり方であると言えます。

マーケティングに明るい人であれば、プッシュ型の戦略からプル型の戦略に切り替える、と言うとわかりやすいかもしれません。

要は、アフィリエイト的な広告戦略を応用していくやり方です。

アフィリエイト市場が年々拡大し、ここ十年くらいの間、市場規模は常に右肩上がりになっています。

実は、これは、他の業界ではなかなかあり得ないような成長なんです。

この手法は、商品やサービスさえ納得してもらえば、購入者に不快感を与えることがなく、集客効果も飛躍的に上がります。

とは言え、アフィリエイト手法にも気をつけるべき点はあります。

それは、

物を売るのと違い、儲け話そのものを商品にして広告を出しても魅力がない、

という点です。

物が売れるのはそれが役に立つからですが、欲しいものが目にとまれば人はそれだけで購買意欲を誘われるものです。

儲け話もある意味では役に立つものと言えなくもないのですが、多くの場合、金儲けの手段そのものが突然広告で流れてきても誰も気にとめることはありません。

例えば、MLM(ネットワークビジネス)だったら、「〇ムウェイやりませんか~ヽ(^o^)丿」では、美味しそうな話には見えないでしょう?(笑)

現代は、儲け話の情報を売りつける、発信する、というやり方は流行りません。

それよりも、ライフスタイルや人柄、コンセプトで人の関心を惹きつける、といった手法がシーンを問わず効果を発揮します。

 

良し悪しはやり方次第

ネットビジネスとMLM(ネットワークビジネス)の違いや特徴について語ってきました。

お互いに定義や発祥に違いはあるものの、近年、意外に共通したやり方が多くなってきていることがご理解いただけたのではないでしょうか?

ネットビジネスか?

MLM(ネットワークビジネス)か?

好みもわかれるところです。

けれど、結局はやり方次第、ビジネスをする人のモラル次第でいいものにも悪いものにもなり得る可能性があります。

 

これを読む中には、「ネットビジネスとMLM(ネットワークビジネス)とどちらの方が稼げるのか?」といったことに関心がある人も多いはずです。

最後にそうした話もしておきます。

 

稼げるのはネットビジネス?MLM(ネットワークビジネス)?

さて、あなたは、なぜ、ネットビジネスやMLM(ネットワークビジネス)の違いに興味を持ったのでしょう?

それは、きっと、お金を稼ぎたいから、その手段に関心を持ったから、のはず。

でも、ちょっとここで立ち止まって考えてみましょう。

お金を稼ぐだけの話なら、これを読む人の多くは、普段、仕事やアルバイト、パートなどの労働をして稼いでいることと思います。

いや、今よりもっとお金が欲しい、それが理由でしょうか?

実は、そういう人には、インターネット(オンライン)を活用した副業はお勧めだと言えます。

今は、在宅でできるビジネスの選択肢が増えていて、時間や場所のことを気にかけずに、また、かねてのライフスタイルをあまり崩さずにチャレンジができるようになっています。

特にアフィリエイトは初期投資もなく、株式やFXや仮想通貨のようなリスクもなく、初心者が始めるのに割と敷居が低いビジネスです。

でも、アフィリエイトは最初のうちは収入もないままコツコツとやっていく必要があります。

そういう覚悟がある人、コツコツとやっていくことが好きな人には向いていると言えます。

また、広告主が広告掲載をやめてしまって収入が途絶えたり、扱っているコンテンツの流行が終わってアクセスが激減したり、そういうことに備える必要もあります。

アフィリエイトのようなネットビジネスは収入が安定しにくいので、不測の事態に備えて複数の案件を持っておくなど、リスクの分散もしっかりやっておいた方がいいでしょう。

ただし、副業の現実的な手段のひとつであることは間違いありません。

一方、単にお金を稼ぐことだけでなく、年金収入のような安定した資産作りを目指す人にとっては、MLM(ネットワークビジネス)が向いています。

MLM(ネットワークビジネス)でも、インターネット(オンライン)を使って勧誘しないで集客をしていくやり方が注目されてきていることは先に述べました。

MLM(ネットワークビジネス)でお金を稼ぐ場合、目的は、権利収入(不労所得)になってきます。

権利収入(不労所得)というのは、あなたが働くことによって得られる収入ではなく、あなたの代わりに資産が生み続ける収入のことを言います。

作家や作曲家の印税収入のようなもの、と言うとわかりやすいかもしれません。

そのための資産を構築するのがMLM(ネットワークビジネス)です。

ただし、MLM(ネットワークビジネス)には初期投資などの費用の面でリスクの高いものから初期投資のまったくかからないアフィリエイト的な気軽さで始められるものまで様々あります。

また、MLM(ネットワークビジネス)には、何十年も安定して売り上げの実績を上げている会社(企業)もあれば、たった数年でつぶれてしまう不安定な会社(企業)もあります。

どのようなMLM(ネットワークビジネス)の会社(企業)を選ぶのがいいか、を判断する上ではしっかりとした知識も重要になってきます。

 

さて、ネットビジネスとMLM(ネットワークビジネス)の違いの話題、参考になりましたでしょうか?

日本も終身雇用の神話が崩れ去って久しくなっています。

また、多くの会社(企業)で副業が解禁されている昨今です。

生き方の選択肢の多い時代。

あなたにぴったりの賢い副業選びをしていって下さい。