一部業務停止命令で話題のアムウェイ!インターネット集客は可能?
「およそ製品の品質の高さにおいて、アムウェイ(Amway)の右に出る会社はない」
そんな知り合いの昔の言葉を今でも覚えています。
こういう感覚を持っている人、MLM(ネットワークビジネス)をやっている中には意外と多いのではないでしょうか?
その人は、決してアムウェイ(Amway)の製品だけに固執していたわけでもなくて、色んなMLM(ネットワークビジネス)の製品を人から勧められると気前よく購入して試しに使ってみる、というそんな人でした。
そんな人が言う冒頭のセリフですから、説得力もなかなかのものです。
MLM(ネットワークビジネス)業界の誇り高き世界シェアNo.1であるアムウェイ(Amway)。
GoogleトレンドでMLM(ネットワークビジネス)に関する過去一年間の検索トレンドを調べてみると、現在、「アムウェイ」が関連キーワードの人気第3位に入ってきます。
それだけ多くの人がインターネット(オンライン)上でアムウェイ(Amway)について色々と検索しているわけですね。
さて、今回の記事は、アムウェイ(Amway)のインターネット(オンライン)活用術について。
アムウェイ(Amway)では、実際にインターネット(オンライン)をどのように利用しているのでしょう?
インターネット(オンライン)集客はできるのでしょうか?
MLM(ネットワークビジネス)の会社(企業)は、ホームページやSNSによる集客活動を認めてくれているところもあれば、内部規約の中でその範囲に制限を課していたり、あるいは、禁止していたりするところもあります。
違反していることが発覚すると、活動停止処分を受けたり、場合によっては、除名処分を受けたりするケースもあり得ますので、こうしたことは十分に注意が必要です。
これを読む中には、ひょっとしたら実際にアムウェイ(Amway)のビジネスに取り組んでいる人もいるかもしれません。
インターネット(オンライン)集客に興味がある人も多いのではないかと思います。
そこで、早速、色々と調査をしてみることにしました。
Contents
アムウェイ(Amway)でインターネット(オンライン)集客はできるの?
インターネット(オンライン)の検索で話題のキーワードの上位に顔を出すアムウェイ(Amway)ですから、インターネット(オンライン)集客にも力を入れていることだろうと思いがちなのですが、
結論から言うと、
アムウェイ(Amway)は、事実上、いわゆる一般的なインターネット(オンライン)集客については禁止しているようです。
具体的にどのようなことが禁止されていて、どのようなことは認められているのか?
その辺りをしっかりと知りたいところですよね。
そこで、日本アムウェイの公式ホームページを確認してみることにしました。
すると、Q&Aの中にそのものずばりのド直球の質問が掲載されています。
内容は、
「アムウェイ(Amway)は在宅で簡単にネットビジネスができますか?」
というものです。
これに対して、アムウェイ(Amway)の回答は、
「「ネットビジネス」とよばれるインターネット・サイトやSNS上だけで展開する集客ビジネスは禁止しています。
アムウェイ(Amway)は「Face to Face」である対面を基本理念としているからです。」
となっていました。
インターネット(オンライン)のサイトやSNSを利用するのはいいけれど、そこで出会った新規顧客の人に対して、ちゃんとアポイントメントをとって、直接会って丁寧に説明して納得してもらうステップを踏んで下さいね、
ということのようです。
「Face to Face」は、まさに、アムウェイ(Amway)の基本理念なのですね。
さらに、アムウェイ(Amway)では、ディストリビューター向けにSNSの利用の仕方についてルールを定めているようです。
このルールについても調べてみました。
すると、これもまた、そのものずばりの質問がQ&Aに書かれてあります。
質問はこうです。
「フォロワーがたくさんいるので、TwitterとかSNSでビジネスの勧誘はできますか?」
それに対するアムウェイ(Amway)の回答は、
「製品販売やビジネスの勧誘を行う場合、不特定多数が見られる状態でのネット勧誘は禁止しています。」
とのことです。
具体的には、
Twitterで不特定多数向けに製品販売を目的としたツイートを投稿すること、あるいは、Facebookその他のSNSで不特定多数が見られる状態でその手の活動を行うことはできないようです。
さらに、
TwitterやFacebookでアムウェイ(Amway)の製品コメントをする場合はダイレクトメッセージ機能を用いて下さい、
という内容のものもありました。
これらのことは「アムウェイ倫理綱領・行動基準」に規定されていて、この基準の中にある「ソーシャルメディア・ポリシー」には、SNSを利用する際のルールが細かく定められているようです。
ということで、それらの規約も少し覗いてみました。
「ソーシャルメディア・ポリシー(2019)」の中には、先に述べた約束事に加えて、アムウェイ(Amway)の商標やロゴ、商品名の使用に関する規定の他、アムウェイ(Amway)のビジネスに関連してSNSを利用する際のルールとして、以下のようなものがありました。
・自分の名前を使うこと
・ディストリビューター、友人、家族だけが自分の情報を閲覧できるようにプライバシー設定を行うこと
・プライベートとビジネスのアカウントを使い分けること
今回の記事の主旨に関わりの深い部分についてひとまず箇条書きで抜粋してみましたが、規約の中では実際にはさらに細かく規定が設けられています。
詳しくは、アムウェイ(Amway)の公式ホームページをご覧になって下さい。
さて、ここまで読むと、もはや、アムウェイ(Amway)はインターネット(オンライン)の活用とは無縁のビジネスなのではないか、と思われてしまいそうですが、決してそうでもありません。
アムウェイ(Amway)ならではの上手なインターネット(オンライン)活用法なども流行っているようです。
シェアして楽しむアムウェイ(Amway)!料理のレシピの数々
アムウェイ(Amway)は取り扱う製品の幅がとても広いことはご存知の方も多いと思います。
サプリメントの他にも、鍋などの調理器具や浄水器、洗剤まであったり。
近頃は、アムウェイ(Amway)の高性能、高品質の調理器具を生かした美味しそうな料理のレシピ集の情報もインターネット(オンライン)上を賑わせていて、話題になっています。
こうしたレシピは、ブログやクックパッドで探せば、今、簡単に見つかるんですよね。
「アムウェイ レシピ」
とかで検索すると一杯出てきます。
他にも、アムウェイ(Amway)の料理についての専門のユーチューブ(YouTube)の動画のチャンネルなども今はあります。
レシピのラインナップをよく眺めてみると、そんな難度の高い凝った料理ばかりでもない、って感じなんですよね。
ハンバーグだとか、シフォンケーキだとか、そういう手軽なものが割とたくさん目にとまります。
アムウェイ(Amway)の調理器具の性能が際立つような紹介がされているので、
これを見ていたら、
「ああ、いいなあ。
うちもひとつ買ってみようかなあ」
なんて思っちゃうんですよね、いつの間にか(笑)
この手の料理の写真はインスタ映えもピカイチでしょうし、時代を象徴するような情報のシェアの仕方であると言えるのではないでしょうか。
ホームページやSNSは、それらを上手に活用して、MLM(ネットワークビジネス)と直接に関係のないコンテンツを発信しながら、新しい人脈、新しい友達を作っていく、というやり方も有効です。
アムウェイ(Amway)のこうした料理のレシピのシェアは、直接的なインターネット(オンライン)集客が禁止されていても工夫次第でインターネット(オンライン)の活用の幅は無限に広がる、ということの好例でしょう。
アムウェイ(Amway)で気軽にショッピング!
アムウェイ(Amway)では、今、気になる製品がある場合に気軽に購入するためのインターネット(オンライン)上の配慮もだいぶ行き届いている感があります。
その一例が、アムウェイ(Amway)会員専用のショッピングサイトであるアムウェイライブ。
このアムウェイライブがあるおかげで、以前は人を誘う時にとても面倒になっていた新規登録や製品の発注の手続きが今ではグンと楽になっています。
アムウェイライブを利用するには、ビジネスメンバー、もしくはショッピングメンバーになることが条件ですが、MLM(ネットワークビジネス)ですから、もちろん、これには紹介者からの紹介が必要です。
ただし、
ほとんどネットショッピング感覚で気軽な買い物からアムウェイ(Amway)を始めることができるようになった、
ということの意義は大変大きいと思います。
一昔前はMLM(ネットワークビジネス)の書類の手続きなんてとっても面倒だったんですから(笑)
書類なんてのは書き損じやミスにも神経を使いますからね。
せっかくの素晴らしい製品でも、このやり取りに手間をかけている間に興味が冷めてしまって、
「やっぱりいいや」
なんてことになるケースも多いです。
インターネット(オンライン)上を事務手続きの拠点にできるメリットというのは以前のMLM(ネットワークビジネス)と比べると計り知れないものがあります。
アムウェイ(Amway)に一部業務停止命令
2022年10月14日、消費者庁は日本アムウェイ(Amway)に対して、特定商取引法に基づく六か月間の一部業務停止命令を行ったようです。
具体的には、以下の4点についての違反が認定されたとのこと。
①氏名等の明示義務違反
②勧誘目的を告げずに誘引した者に対する公衆の出入りしない場所における勧誘
③迷惑勧誘
④概要書面の交付義務違反
日本アムウェイ(Amway)の会員は、SNSやマッチングアプリで知り合った一般の消費者を誘引する際に、概要書面の交付義務違反や迷惑勧誘などを行っていたようです。
また、消費者庁より公開された会員の勧誘の事例として、
①マッチングアプリを通じて知り合った消費者に対して、「おいしいご飯が食べられる店がある。一緒に行こう」などと、マルチ商法の勧誘である旨を告げずに面会した、
②面会の当日、一般人が出入りしない建物に消費者を連れていき、別の会員とフェイスマッサージをしながら商品の購入や入会の勧誘を行った、
③消費者が執拗な勧誘に耐えかねて入会を承諾すると、承諾後に、マルチ商法についての説明を始めた、
④消費者が「商品のカタログが欲しい」と言った際には、冊子の交付を拒否、日本アムウェイ(Amway)に関する書類の交付を行わなかった、
などが挙がっています。
また、消費者庁の情報によると、全国の消費生活センターに寄せられた、日本アムウェイに関する相談件数は、トラブルについてではないものも含めると、直近の三年間で、953件寄せられていたようです。
一方、消費者庁では、昨今流行のSNSやマッチングアプリを使った、オンライン(インターネット)でのマルチ商法の違法な勧誘行為が特に若者の間で増加している点について、注意を呼び掛けているようです。
ただし、消費者庁では、今回の行政処分についてSNSやマッチングアプリを利用した点に違法性を認識しているわけではないともしています。
日本アムウェイ(Amway)の公式ホームページには、「消費者庁の処分期間中の、新規会員登録と、勧誘を停止いたします。なお、現会員および、お客さまへの小売販売の事業活動については、引き続き継続いたします」と、今回の業務停止命令についてのコメントがありました。
アムウェイ(Amway)の集客についてのまとめ
探してみると、インターネット(オンライン)の上手な活用も密かに目立つ近年のアムウェイ(Amway)。
最後に、集客の要点について、以下にまとめます。
①アムウェイ(Amway)ビジネスの勧誘や製品販売につながるような情報を不特定多数に向けて発信、掲載するのは禁止。
SNSを活用する際は、プライバシー設定を使ってディストリビューター、友人、家族などの一定の範囲で紹介したり、ダイレクトメッセ―ジ機能を利用したりすることは可能。
②SNSを活用する際は、プライベートとビジネスのアカウントを使い分ける必要がある。
③新規顧客に対するビジネスの勧誘や製品説明には、アポイントメントをとって、対面で説明して納得してもらうステップを踏む必要がある。
現代は、日常の人と人との情報交換やコミュニケーションの現場の重心がSNS上に移ってしまっているため、いずれにせよ、インターネット(オンライン)の活用は、あらゆるビジネスにおいて避けて通れない道になっていて、MLM(ネットワークビジネス)も既に例外ではありません。
どのような形であれ、現代のマーケティングや交流活動で大きく身動きを取るためには、インターネット(オンライン)上での接触や出会いというものを積極的に数に入れていくことは不可欠です。
また、インターネット(オンライン)上の活動が実を結ぶためには、ノウハウを持った恵まれた環境の中で活動することが最も近道になってきます。
今回の記事では、これぞアムウェイ(Amway)流と感じさせるインターネット(オンライン)時代のコンプライアンスのあり方、ビジネスの楽しみ方を垣間見ることができた気がします。
今後のアムウェイ(Amway)の活躍からもますます目が離せません。