ネットワークビジネスのACNは手堅く稼ぎやすいの?
MLM(ネットワークビジネス)では、サプリメントや化粧品以外にも様々な商材を取り扱う会社(企業)が存在します。
ACNという会社(企業)もそのひとつで、ACNは、現在、私たちの生活にもはや欠かせなくなっている携帯電話やインターネットなどの通信サービス、電力のサービスを主に提供しています。
生活に密接に結びつくサービスのことを、私たちはよくインフラって言いますよね。
こうした誰もが例外なく利用するインフラのサービスを商材にしているとなると、何だか手堅いビジネスのようにも見えてきます。
この記事では、そんな気になるACNについて見ていきます。
Contents
ACNってどんな会社?
ACNジャパン合同会社 ACN Japan G.K.
所在地 : 〒105-0013 東京都港区浜松町1-10-17KOYO BUILDING9階
03-4578-7994(代表)
職務執行者 : デイブ・ステヴァノスキィ
事業内容 : 通信サービス・通信機器の卸売、小売、委託販売、インターネット関連サービスの提供
ACNは、1993年にアメリカでテレコム・サービスを開始したのが始まりのようです。
現在は、日本を含む世界各国で電力供給やモバイルなど幅広い事業を展開しています。
ACNの本社は、アメリカ合衆国のノースカロライナ州シャーロットに近いコンコードという町にあります。
ACNの創設者は以下の4人です。
グレッグ・プロヴェンザーノ
ACN社長兼共同創設者
ロバート・ステヴァノスキィ
ACN会長兼共同創設者
トニー・クピス
ACN副社長兼共同創設
マイク・クピス
ACN副社長兼共同創設
ACNは、アメリカ本社の他に、カナダ、メキシコ、オランダ、ポーランド、スウェーデン、オーストラリア、コロンビア、韓国にも支社を持ちます。
現在は、ACNジャパン合同会社として日本にも支社があります。
ACNジャパン合同会社のサービスやビジネスについては後述します。
ACNは、「GIVING BACK(恩返し)」という独自の会社(企業)理念を持ち、社会貢献意識も強いようで、ACNとして、2008年からドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズの支援を開始し募金活動などを行っていたり、ACNジャパンとして、2019年7月からセーブ・ザ・チルドレンへの協力を開始していたりなど、積極的な社会貢献活動の実積も目立ちます。
会社(企業)のポイント!
・アメリカが本社である。
・通信サービスや電力供給など、幅広い事業展開をしている。
・募金活動など、積極的な社会貢献活動が目立つ。
ACNのサービスって?
ACNのサービスの主なものは、携帯電話等の通信・通話サービス、インターネット(オンライン)通信サービス、電気供給サービスの3つです。
過去には、ベネヴィータ製品と呼ばれるサプリメントの商品などを含む幾つかの事業があったようですが、いずれも現在は廃止されています。
それに伴い、定期購入制度も廃止されたようです。
では、現存する主なサービスについて、それぞれ見ていきます。
フラッシュ・モバイル
フラッシュ・モバイルは、ACNの携帯電話等の通信・通話サービスのことです。
サービスプランは、以下のとおりです。
フラッシュ・ハイスピード・インターネット
フラッシュ・ハイスピード・インターネットは、ACNのインターネット(オンライン)通信サービスのことです。
サービスプランは、以下のとおりです。
ズーム・エナジー
ズーム・エナジーは、ACNの電気供給サービスのことです。
ACNと提携するズームエナジージャパンという電気小売事業者が、地域の電力会社・送配電網を通じて利用者の家庭や設備へ電気を送配電します。
このサービスは、電力供給の行われる地域毎に料金設定が異なります。
価格変動制のプランが採用されており、単価が市場価格の変動に合わせて毎月調整されていきます。
価格に満足しない場合は、いつでもキャンセルすることができます。
自分の住む地域で現在サービスを受けるとどのような料金プランになるのか、についてはホームページで簡単に確認することもできます。
サービスのポイント!
・主なサービスは、携帯電話、インターネット、電力供給の3つである。
ACNのサービスの印象
インフラのサービスの利用は、製品を購入するのと違い、もとからある家計の支出の部分を切り替える、というだけで済みます。
したがって、一度ユーザーになると利用が定着しやすい、というメリットがありそうです。
ただし、一方で、インフラは、いまや同種の他の会社(企業)のサービスも多く存在し、サービスとしては、価格がどれだけ安いか、という点だけが関心の的になりやすいことも事実です。
ACNのサービスは、他社と比較した場合、実際どうでしょう?
例えば、フラッシュ・モバイルやフラッシュ・ハイスピード・インターネットなどのプランを見てみると、遥かに価格の安い他社のサービスが今は存在しているようです。
また、ズーム・エナジーについても、例えば、以前、試しに中部電力との料金の比較をしたことがあったのですが、切り替えると一部のプランで料金が若干高くつく、というケースが発生したことがありました。
こういうことは十分に起こり得ることで、全体としても、この切り替えによって電力の価格が極端に安くなる、というケースがあまり発生しにくい印象があります。
電力も、自由化になって既に久しく、通信事業と同じように競合が存在します。
価格の比較、という面では、少なくとも、ACNが世間で特別に際立って有利な要素というのはあまり見当たらない、と言わざるを得ません。
サービスの印象は?
・インフラのサービスは、一度ユーザーになると利用が定着しやすい。
・インフラのサービスは、競合が多く、唯一の売り要素である価格の安さで勝てないと利用してもらいにくい。
・ACNが価格的に際立って有利な要素は見当たらない。
後は、単なるユーザーでなく、ビジネスとしてやっていく場合に、ビジネスに魅力があるかどうか、という点を考慮しておきたいところです。
ここからは、 ACNのビジネスと報酬プランについて見ていきます。
ただし、これらの情報は、2018年時点のものであり、この中には、現在、ベネヴィータ製品などの既に廃止されている制度もあるようですので、内容は参考程度にとどめておいて下さい。
ACNのビジネスって?
ACNでは、製品やサービスを購入するだけの会員をカスタマーと呼びます。
いわゆる愛用者です。
ネットワークビジネスをするディストリビューターのことは、IBOと言います。
ビジネス資格について教えて!
IBOになるには、まず、年齢が20歳以上でなければならず、このうち、学生、公務員は不可です。
このIBOになる道は、3種類あります。
それぞれについて、費用がいくら掛かるかとともに見ていきます。
カスタマー・レプレゼンタティブ(CR)
入会金3,900 円(税込)
年間更新料 : 3,900円(税込)/年
①製品やサービスを購入することができます。
②パーソナル・カスタマーを獲得することができます。
③自らが獲得したパーソナル・カスタマーの売上に応じてコミッション(月次成果報酬)を取得することができます。
コミッションは、次に紹介するチーム・トレーナー (TT)が取得するそれの50%相当です。
④新規IBOをリクルートすることができません。
⑤リクルートによる報酬を受け取ることができません。
⑥チーム・トレーナー・キットを購入すれば、TTになれます。
※パーソナル・カスタマー = IBOが直接紹介したカスタマーのことです。
一定の報酬の対象としてみなされます。
チーム・トレーナー (TT)
入会金3,900円(税込)
年間更新料 : 3,900円(税込)/年
再資格認定トレーニングの受講料 : 8,250円(税込)/年
チーム・トレーナー・キット41,800円(税込)
資格認定トレーニングをチーム・トレーナー・キットの購入から30 日以内に修了する必要があり、それができなければ、新規IBOをリクルートできません。
①上記CRの①〜③の権利を持ちます。
②新規IBOをリクルートすることができます。
③リクルートによる報酬を受け取ることができます。
クオリファイド・チーム・トレーナー(QTT)
次の2とおりの方法があります。
①CRが、製品やサービスを販売し、パーソナル・カスタマー・ポイントを100以上獲得すれば、QTTになります。
この場合、資格認定トレーニングを受ければ、新規 IBOのリクルートができます。
②TTが、それぞれ以下の口数のプリファード・カスタマーを獲得すればQTTのポジションを得ることができ、また、維持することができます。
ライフ・ サービスキットを購入したTT
→プリファード・カスタマーを2口以上保有
エッセンシャル・サービスキットを購入したTT
→プリファード・カスタマーを3口以上保有
プリファード・カスタマーの口数は購入した製品やサービスプランによって異なります。
チーム・トレーナー・キットの詳細は以下のとおりです。
費用 : 41,800円(税込)
内訳:パーソナル・オンラインストア(ACNが提供するIBOのオンラインストア) : 30,600円、資格認定オンライントレーニング(スポンサー活動するための研修 : 11,200円
その他、任意で以下のものが購入できます。
概要書面キット(5セット入り)*スポンサー活動する際に必要な書面 : 625円
概要書面キット(10セット入り)*スポンサー活動する際に必要な書面 : 1,250円
ダウンラインレポート(DLR)定期購読*オンライン上でダウンラインの活動状況が確認できるレポート : 1,100円/月
ビジネスのポイント!
・CRは、カスタマー(いわゆる愛用者)の直紹介だけで稼ぐプランで、その報酬はTTの半分。
・CRは、実質、登録時の出費が3,900円、年間の出費が3,900円。
・TTは、IBO(いわゆるディストリビューター)の組織からも収入を獲得できる。
・TTは、実質、登録時の出費が45,700円、年間の出費が12,150円。
ACNの報酬プランって?
ACNの報酬プランについて見ていきます。
まず、報酬の計算に関わるポジションのことについて先に説明しておきます。
ポジション
ACNでは、先のQTTの上に、さらに、以下の6つの獲得ポジションがあります。(2018年6月時点)
それぞれのポジションを獲得するために必要な条件も示しておきます。
エグゼクティブ・チーム・トレーナー(ETT)
2つの系列にそれぞれ1人以上のQTTを (レベルに関係なく)保有すること。
エグゼクティブ・チーム・リーダー(ETL)
3つの系列にそれぞれ1人以上のETTを (レベルに関係なく)保有すること。
チーム・コーディネーター(TC)
1系列最大200カスタマー・ポイントを限度とし、自身のポイントを含み合計600カスタマー・ポイント以上を保有すること。
リージョナル・ディレクター(RD)
2つの系列にそれぞれ1人以上のTCを(レベルに関係なく) 保有し、その他の系列と自身のポイントを含み合計200カスタマー・ポイント以上を保有すること。
リージョナル・ヴァイス・プレジデント(RVP)
4つの系列にそれぞれ1人以上のTCを(レベルに関係なく) 保有し、また、1系列最大1,000カスタマー・ポイントを限度とし、自身のポイントを含み合計3,000カスタマー・ポイント以上を保有すること。
シニア・ヴァイス・プレジデント(SVP)
6つの系列にそれぞれTC、または、それより上位のポジションを保有し、そのうちの3つの系列でRVPまたはそれ以上のポジションを保有すること。
また、1系列最大2,500万円を限度とし、全系列のダウンラインの月間売上が5,000万円以上となること。
※カスタマー・ポイント = ACNの製品やサービスに個別に設定されている値で、IBOの報酬の計算に使われます。
さて、ACNでは、コミッションとボーナスの2種類の報酬があります。
コミッション(月次成果報酬)
パーソナル・カスタマーやダウンライン・カスタマーが購入するACNの製品やサービスを通じて取得する報酬です。
月次で計算されます。
パーソナル・コミッション
IBOが獲得し維持するパーソナル・カスタマーの売り上げの実績に基いて取得するコミッションです。
毎月1〜10%のコミッションが発生します。
パーソナル・コミッションは、すべてのIBOが取得することができますが、CRが取得できるのはTTの50%分です。
コミッション率は、下の図のとおり、IBOが保有するパーソナル・カスタマー・ポイントに応じて決定されます。
※パーソナル・カスタマー・ポイント = IBOが直接紹介したカスタマーの製品やサービスの購入から発生するポイントのことです。
例えば、50人のカスタマーがBV10,000円分の購入をすると、パーソナル・コミッションは、50,000円(= 50人 × 10,000円BV × 10%)になります。
※ビジネスボリューム(BV) = ACNの製品(ベネヴィータ製品)に個別に設定されたコミッションの計算の対象となる額のことです。
ダウンライン・コミッション
IBOの7レベル下の階層までのダウンラインが購入する製品やサービスの売り上げの実積に基いて取得するコミッションです。
ダウンライン・コミッションを取得するためには、売り上げの実積として、レベル毎に以下のパーソナル・カスタマー・ポイントの条件を満たさなければなりません。
条件を満たしたIBOは、以下のとおりダウンライン・コミッションを取得することができます。
例えば、合計50ポイント以上のパーソナル・カスタマー・ポイントを獲得しているIBOは、7レベル下の階層のダウンラインまでの売り上げに基づくコミッションを取得することができます。
仮に、その第5レベルに合計1,200,000円分のコミッション対象となる売り上げ実績を獲得しているIBOがいるとすると、その第5レベルにいるIBOの売り上げ実績の2%のコミッションを取得することができます。
この分のダウンライン・コミッションは、24,000円(= 1,200,000円 × 2%)です。
※オープンライン = 自身と同等以上のポジションを獲得しているIBOが現れるまでのダウンラインのことです。
※世代 = ダウライン上に最初に現れる自身と同等以上のポジションを獲得しているIBOから次に現れる自身と同等以上のポジションを獲得しているIBOまでが第1世代です。
この要領で、その先の世代を第2世代、第3世代と呼んでいきます。
ボーナス(CAB)
新規にカスタマーを獲得することで取得する報酬で、CABと呼ばれます。
週次で計算されます。
これは、ダウンラインの新規IBOがその登録日から 30日以内にQTTになることで支払われます。
この条件を満たす新規IBOが現れると、自身と新規IBOとさらにその両者の間に存在するIBOとの間のポジションの上下や世代の有無の関係に応じて、対象となるすべてのポジションのオープンラインからの報酬が発生します。
以下の表に記載されたポジションで CAB を得ることができます。
報酬の額は以下のとおりです。
※ダイレクトスポンサー = 直接紹介したアップ
ボーナスの例1
DとEは、登録日から30日以内にQTTになりました。
Aは、TCで、Dのダイレクトスポンサーとして、上の表からもわかるとおり、25,000円のCABを取得します。
また、上の表では、この内訳も同時にわかるようになっています。
つまり、QTTのCABが5,000円、ETTのオープンラインのCAB が5,000円、ETLのオープンラインのCABが5,000円、TCのオープンラインのCABが10,000円で、合計で25,000円ということです。
また、Aは、さらに、Eについて15,000円のCABを取得します。
その内訳は、ETLのオープンラインのCABが5,000 円、TCのオープンラインのCABが10,000円です。
したがって、この例では、Aは、合計で40,000 円のCABを取得します。
ボーナスの例2
Fは、登録日から30日以内にQTTになりました。
Cは、TCで、Fのダイレクトスポンサーとして、25,000円のCABを取得します。
Aは、Fの第1世代のTCとして、4,000円のCABを取得します。
ボーナスの例3
Gは、登録日から30日以内にQTTになりました。
Cは、Gのダイレクトスポンサーとして、25,000円のCABを取得します。
Bは、Gの第1世代のTCとして、4,000円のCABを取得します。
この時、Aは、Gの第2世代のTCであるため、GからのCABは取得できません。
以上が主要な報酬プランですが、他にも、以下のようなものがあります。
取得条件と合わせて、紹介しておきます。
プレジデント・クラブ
四半期毎に、自身のTCのオープンライン内に60名以上の新しいTTを保有すること。
または、四半期毎に、自身のTCのオープンライン内で550万円相当BV以上のベネヴィータ製品の売り上げを達成すること。
プレジデント・クラブリトリート
登録日から30日以内にQTTのポジションに昇格した新規TTを、1月〜12月末までに、自身のTCのオープンラインで250名以上保有すること。
または、1月〜12月末までに、あなたのTCのオープンラインで2,500万円相当BV以上のベネヴィータ製品の売り上げを達成すること。
または、前年度、新たにRDのポジションを獲得し、かつ、90日間連続してポジションを維持した上、12月末時点でもそのポジションを維持すること。
RVPリトリート
登録日から30日以内にQTTのポジションに昇格した新規TTを、1月〜12月末までに、自身のRVPのオープンラインで1,000名以上保有すること。
または、1月〜12月末までに、自身のRVPのオープンラインで1億5,000万円相当BV以上のベネヴィータ製品の売り上げを達成すること。
または、前年度、新たにRVPのポ ジションを獲得し、かつ、90日間連続してポジションを維持した上、12月末時点でもそのポジションを維持すること。
SVPアジア・リーダーシップ・ボーナス
SVPのポジションを達成し、90日間連続して維持すること。
このSVPアジア・リーダーシップ・ボーナスは、毎年、前年のACNアジア(ACNジャパン合同会社、および、ACN Korea,Inc.)の年間の製品やサービスの純売上の1%がSVPに分配される、というものです。
最後に、コミッションの対象となる製品やサービスについて、以下に示しておきます。
報酬プランのポイント!
主な報酬プランは、継続収入であるパーソナル・コミッションとダウンライン・コミッション、単発収入のCABの3種類。
ACNのビジネスと報酬プランの印象
まず、ACNのビジネスは、取り扱う商材が生活の必需品に近い、ということもあり、特別に何かを新たに買うことなくインフラのサービスの切り替えだけで始めることができる点から、メリットとしては、一見、あまり、損が出にくい、ということがありそうな気がします。
でも、ここは注意が必要で、ACNもタダでビジネスを始めることができるわけではありません。
CRで始める場合は、入会金の3,900円とは別に、年間更新料で3,900円、TTで始める場合は、入会金の3,900円やチーム・トレーナー・キットの41,800円とは別に、年間更新料や再資格認定トレーニングの受講料で合計12,150円かかります。
TTの場合は、初期費用だけでも割と馬鹿になりません。
では、費用に対して報酬が割に合うかどうか、について見てみましょう。
例えば、まず、パーソナル・コミッションでどれくらい稼げるか、について、考えてみます。
TT会員が29人の人をフラッシュ・モバイル・ライトプラン(3GB)に新規で勧誘すると・・・
29人 × 3,500円 × 1% = 月額1,015円
月額1,015円 × 12月 = 年額12,180円
つまり、まずは、29人の人の直紹介を出せば、年間分の負担12,150円のもとが取れそうです。
他にも、
TT会員が14人の人をフラッシュ・ハイスピード・インターネット 戸建てに新規で勧誘すると・・・
14人 × 2,700円 × 1% = 月額378円
月額378円 × 12月 = 年額4,536円
TT会員が15人の人をフラッシュ・ハイスピード・インターネット 戸建てに新規で勧誘すると・・・
15人 × 2,700円 × 3% = 月額1,215円
月額1,215円 × 12月 = 年額14,580円
15人の人の直紹介を出せば、年間分の負担12,150円のもとが取れそうです。
さらに、
TT会員が仮に毎月6,000円の電気代(税金・手数料を除く)を払って生活している14人の人をズーム・エナジーに新規で勧誘すると・・・
14人 × 6,000円 × 50% × 1% = 月額420円
月額420円 × 12月 = 年額5,040円
TT会員が仮に毎月6,000円の電気代(税金・手数料を除く)を払って生活している15人の人をズーム・エナジーに新規で勧誘すると・・・
15人 × 6,000円 × 50% × 3% = 月額1,350円
月額1,350円 × 12月 = 年額16,200円
15人の人の直紹介を出せば、年間分の負担12,150円のもとが取れそうです。
パーソナル・コミッションだけでは、稼ぐどころか、費用のもとを取るだけでも相当大変そうです。
では、ダウンライン・コミッションはどうかと言うと、こちらは、メリットとしては、直接紹介の組織の売り上げの実績だけが報酬の対象となるパーソナル・コミッションと違い、それ以外にも紹介の連鎖で拡大していく組織の分も報酬の対象となる点があげられます。
ただし、稼ぐために必要な勧誘の人数について考えると、先の還元率の表を見る限りでは、1〜3レベルが0.25%、4レベルでも0.5%と、かえって、パーソナル・コミッションより部が悪くなってしまいそうです。
唯一、一時金的な収入源であるCABだけが、先の収入の例からもわかるとおり、それなりの収入が見込める、ということになりそうです。
こうなると、組織で一丸となって、常に新規の会員を増やし続けていくことができるかどうか、がACNでは重要になってきそうです。
一方、安定収入の収入源としては、よほど大きな組織にでも恵まれない限り、まずは、費用のもとを取るだけでもかなりの勧誘の苦労を強いられる、ということが言えそうです。
もし、ACNの現在の報酬プランの還元率などがこの記事の掲載内容とそれほど大きく違っていない、とすると、ちょっとこのビジネスに手を出すのは、私なら気が引けそうです。
稼ぎやすい?
・継続収入のパーソナル・コミッションとダウンライン・コミッションの2つで稼ぐのはビジネスの初期段階では相当道のりが長く、出費のもとを取ることですらかなりの苦労を強いられる。
・単発収入のCABがそこそこ入る。
ACNでインターネット(オンライン)集客はできるの?
最後に、ACNでインターネット(オンライン)集客ができるかどうか、について調べてみました。
ACNでは、現在、ビジネス活動の際のインターネット(オンライン)の利用が厳しく制限されているようです。
下に示すコンプライアンスを見る限りでは、インターネット(オンライン)集客の自由はほとんどない、と言っていいかもしれません。
2020年4月30日時点で「ACNジャパンマーケティング・広告規則」に「SNSの利用に関するルールの追加」として記載されている内容から重要な部分を以下に抜粋しておきます。
e.SNS利用上の注意
方針・手続書、このマーケティング・広告規則及び適用法令・規則を遵守している場合を除き、SNSなどによる勧誘や広告、宣伝は禁止です。
誰でも閲覧可能なACNサービス又はACNビジネスに関する投稿は許されません。
SNS上の知人(例えば、友達やフォロワー)のみが閲覧可能なようにプライバシー設定をした上での投稿は許されます。
SNS内においてIBOのみで構成するグループを編成すること並びに当該グループ内において協議し又は意見及び情報を交換することは許されます。
SNSのダイレクトコミュニケーション機能
(FacebookのMessengerなどがこれにあたります。)を用いた個人間の直接的な連絡は許されますが、IBOがSNS上でダイレクトコミュニケーションをする相手はSNS上の知人又は紹介された者であることが必要です。
SNSを利用してACNサービス及び / 又はACNオポチュニティのプロモーションを行う場合、IBOは自分自 身の名前を使用し、かつACNのIBOであることを明らかにしなければなりません。
他の者をACNオポチュニティ又はACNサービスに勧誘しようとするIBOは、その目的が、ACNオポチュニティへの参加又はACNサービスの申込みを勧誘することであることを明確に示さなければならず、かつACNオポチュニティ又はACNサービスについて十分に説明しなければなりません。
IBOは以下のことをしてはなりません。
●ACNの同意なくSNS上でACNのロゴを使用すること
●ACNの商標、商品名、ACNサービスの名称及びその他これと類似の名称をSNS上のプロフィール、アカ
ウント、ドメイン名又はページタイトルに使用すること(SNSを利用してACNサービス又はACNオポチュ
ニティのプロモーションを行う場合、IBOは自らの法律上の氏名又は商号を使用しなければなりません。)●IBOの職種又は勤務先として「ACN Japan」又は「ACN」と表記すること(表記したい場合、IBO は職種又は勤務先として「IBO」又は「ACN IBO」と表記しなければなりません。)
●勧誘又は勧誘につながる言動を不特定多数の者が閲覧できる場で行うこと
●当該イベントの参加者をACNオポチュニティに勧誘する目的で、ACNとは関係を有しないかのように思
われるパーティー又はその他のイベントを宣伝し、注目を集めること●SNS上の知人のみが当該勧誘及び投稿の閲覧ができるようにプライバシー設定を変更することなく、SNS
を利用してACNオポチュニティの勧誘若しくはACNサービスのプロモーションを行うこと又はSNSにACNサービスに関する情報を投稿すること●ACN又はACNの承認を受けた者が作成し提供した宣伝資料以外のものを使用してACNオポチュニティの宣伝又はACNサービスのプロモーションをすること
(ACNのホームページから抜粋)
インターネット(オンライン)集客はできる?
インターネット(オンライン)集客については、ほとんど活動の自由はない、と言っていいほどの厳しい制限が会員に課せられている。